初生ひな鑑別師の資格は海外で働きたい人にもってこいかも!?
資格の鎧

初生ひな鑑別師の資格は海外で働きたい人にもってこいかも!?

ひよこ

”ひよこ鑑定士”の技術を証明する資格!

初生ひな鑑別師とは、生まれたてのひよこをオスとメスにわける技術があることを証明する民間資格です。

初生ひな鑑別師の特徴

この資格はまず満25歳以下しか取得できないと言う年齢制限のある資格です。

かなり限定されていますが将来海外で働きたいなと漠然と考えてらっしゃったり、転職を考えていらっしゃったりする25歳以下の若者には大チャンスと言えるかもしれません。

海外で働きたい人必見!

ジャンプ

有資格者の多くが海外で活躍している!

卵からかえったばかりのひよこの雌雄判別は非常に難しく、判別するには技術が必要となり、それを証明するのがこの初生ひな鑑別師と言う資格です。

日本発祥の技術で、特に日本人の鑑別師は世界一と言われており、現在はアメリカやヨーロッパなど世界各国から必要とされ大活躍しているグローバルな仕事なのです。

取引先から依頼を受けてそちらに出向いて鑑定すると言うスタイルが基本のようですが、ドイツやフランス、イタリアなどヨーロッパを職場として選ぶ初生ひな鑑別師も多いようです。

年収1000万円も可!?

お金

技術次第では1000万円も!?

平均年収は500万~600万円と言われていますが熟練の技術者になれば年収1000万円の方もいらっしゃると言う高収入が狙える仕事です。

もちろん鑑別師の技術次第で収入は大きく変わるため、非常にやりがいのある仕事だと思われます。

将来性については少し不安な面も

パソコンを見て考える男性

新技術が実用されれば仕事がなくなるかもしれません…

最近、独ドレスデン工科大学とリトアニア・ヴィリニュス大学の研究チームが卵の段階でひよこの雌雄を見分ける技術を開発したと記事があります。

この技術では、孵卵器で暖めはじめて4日後の有精卵に赤外線レーザーを照射し、胚の中の血液の蛍光の具合からオスとメスを判別します。研究チームによると、380個の有精卵について試験をしたところ、93%の確率で正しくオスとメスを分類できたとのこと。

出典:レーザーで簡単に「ひよこ選別」する技術が開発、暖めはじめて4日目で判別可能に。普及すればオス雛の殺処分廃止も可能に - Engadget 日本版

この技術が本格的に実用されると初生ひな鑑別師の仕事そのものがなくなってしまう可能性もあります。

資格取得を考えている方はこの情報を必ず頭に入れておかなければならないでしょう。

資格を取得するには

養成所修了+考査で初生ひな鑑別師の資格を取得できます。

受講資格

ストップ

受講条件は要確認

前述の通り、25歳以下しか養成講習を受講できません。条件は以下の2つ。

  • 満25歳以下で、高等学校卒業者またはこれと同等以上の資格がある人
  • 身体強健で、視力1.0以上(矯正可)の人

講習の内容

講習イメージ

およそ1,2年かかる見通し

基本的にまずは4月~8月の5か月間「初等科」を受講し、ひよこのオスとメスを餡別するにあたっての技術や理論などの知識を修得します。

初等科修了後は孵化場に入り、高等鑑別師考査を受験するために実地研修を行います。

高等鑑別師考査は初等科、もしくは特別研修科(2ヵ月)を修了し、予備試験に合格することが条件で、通常春と秋の年2回行われます。

高等鑑別師考査に合格すれば高等鑑別師として登録され、晴れて初生ひな鑑別師になれます。

高等考査合格率は約40%

ひなどり

入所者が最終的に有資格者になる割合は50%

初等科修了からの予備試験合格率は約60%、最後の高等考査合格率は約40%となっています。

個人差はありますが最終的に初生ひな鑑別師になれるまで、およそ1年~2年はかかるようです。

また入所者が最終的に資格獲得となる確率は約50%と結構厳しいです。

受講料は100万円超

大金

覚悟が必要な額です

特殊技術取得のため、受講料は家族等の支援がない一般人にはかなりハードルの高い額になっています。

入所試験10,000円、そして初等科受講料は100万円を超えます。

さらに初等科修了後の予備試験料、その後の高等考査受験料もともに5万円を超える額になってくるため、結構お金がかかると言うことは頭に入れておく必要があります。

いずれにせよ一度初生ひな鑑別師を目指そうと思えば相当覚悟を持ってはじめないといけない難関資格ということになります。

まとめ

コーヒーを飲む男性

いかがでしたか?

以上がひよこ鑑定士こと初生ひな鑑別師についてのまとめになります。

将来的に海外で働きたいと考えている方で若い方であればなかなか良い選択肢のひとつになったのですが、レーザーでの新技術は非常に気になるところ。

メリットもデメリットも考慮した上で目指すかどうかじっくり考えたいですね。

少しでも参考になれば幸いです。